願わくば、みかんの花咲く里で

間もなく80歳。笑いながら、怒りながら、もしかしたらべそかきながら、自分を励まして生きていく記録

三ケ日への旅 ② うれしい出会い

「あっ、迎えに来てくれて、ありがと! ねえ、😉80ー15=い~くつ?

「なんだ~、それ!? 65だろ!」

「当ったり~! 私たちのお付き合い、今年、65年になるんだよ

「そういうことだったのか~、あははは」


 Mさんとは多分6年ぶりの出会いなのに、まるで昨日までその辺りで会っていたみたいな気分で話ができる。だから、もろもろの挨拶などなしに、いきなり「80ー15=?」である。これが学校友達、付き合い65年のタマモノなんだろう。

 

 高校1年の時、どういういきさつからだったか、今さっぱり思い出せないが、この運動音痴の私が女友達と2人で剣道の道場に入門することになった。その時、すでに初段をとって道場で後輩たちの面倒をみていたのが、Mさんだった。

 Mさんとは、その15歳のとき(彼は17歳)から80歳までのお付き合いである。

 今回の「みかんの花  撮影旅行」は 現地での ”足” をどうしようかとずいぶん迷った。正直、ずうずうしいかなと思ってちょっと迷ったが、思い切って電話したら、Mさんは気軽に2日間のアッシー君を引き受けてくれた。

 

さて、そのMさんと最初に訪れた三ケ日神社。5月2日は「大安」だというので、結婚式があって、なんとその神前結婚式を今まさに執り行おうとしていたのが、私のまたいとこ鈴木くんの息子だった。

😘:ツーショット、お願いね。

😊:いいですよ。

 私の母方の祖母の兄というのが神主で、その息子、孫…と代々神主を継いでいるので、母のいとこ、私のまたいとこ、そしてその息子と、神主業(?)が続いているのである。

 「三ケ日」はふるさととは言うものの、私はこの地で生まれたわけではなく、また今は山も田も畑も、墓地もない。何もない。あるのはたくさんの思い出と学校時代の友達だけである。

 それで、この子(神主)もMさんに言われなければ、またいとこの息子だとは分からなかった。でも、話したら「ああ、○○くんの……ね~」とたちまちに距離は縮まって、結婚式の宮司の仕事さえなかったら、もっとあの人この人のその後について語り合いたいところだった。😋