願わくば、みかんの花咲く里で

間もなく80歳。笑いながら、怒りながら、もしかしたらべそかきながら、自分を励まして生きていく記録

2022-01-01から1年間の記事一覧

ああ寂し、忘年会はたったのひとつ!

数年前までは、現役を退いたとはいえ、忘年会もいくつかあった。 ところが、今年はコロナのせい、高齢のせいで、 3人以上が集まる忘年会はたったのひとつ。 女友達と2人だけの忘年会みたいなものは、3つくらいあるが、2人じゃ盛り上がらない。なんと寂しい…

横殴りの雨の中で、東村とお別れ

12月17日夕刻、研修報告会が行われた。南米研修生は、あと5日で、3か月の研修生活を終えてアルゼンチンに、ブラジルに帰る。私は明日、東京に帰る。 前日になってやっと、彼らが研修報告書を書き終えて提出してきた。すべてを翻訳アプリを使って書いているの…

秋の日は釣瓶落とし

仕事でも個人生活でも毎日部屋の中。これはよくない。東京にいた時は週2体操+週2~3回ウォーキングだったのに、今の生活、ほんとうに体に良くない。 そう思って、11月から週2回8,000歩目標のウォーキングを始めた。 仕事が終わったら(5時)、すぐ出発…

「やんばる」の山道、おもしろ標識

沖縄はここずっと☔☁の天気予報の日が多くて、明日からの1週間も晴れそうにない。ところが昨日は予報を裏切って、朝9時半ころからからっと晴れてきた。 :こんな日、家でくすぶっていることはない!! よしっ、今日は「やんばる」ドライブだ! 今、私には最後…

辺鄙な生活に慣れる

先週、遊びに来てくれた友達は、私が「駒ヶ根仲間」と称しているうちの一人である。 2007年夏、130数人のシニア仲間がJICAの駒ヶ根研修所で研修を受け、秋には世界各地へと散っていった。その130数人のうち、22人くらいが女性だったのだが、どういうわけから…

友の訪問……一服の清涼剤

日本語を教えている生徒=研修生との気持ちのすれ違い、カウンターパートとの価値観の違い、そんなことに、気分が晴れない日が続いていた。そこへ、岐阜県から友達が遊びに来てくれた。3泊4日。 沖縄にはウッパマと命名されているところが、あちこちにある…

水飲み場まで連れて行くことはできるが

大いなる紆余曲折はあったが、今週からまた研修生への日本語指導が始まった。 私からすれば、彼らの理屈は通らないと思うのだが、若い彼らには 「自分たちの言い分こそが絶対に正しい」という信念があり、「でも研修だから仕方なく……」ということで、午前中…

4日間の味噌づくり研修

今週の研修は「JAおきなわ東支部女性部」による味噌づくりに、研修生も参加することだった。 月曜日:洗米作業。今でも米というものは「研ぐ」必要があるかどうか分からないが、 とにかくたくさんの米を研いだ。洗うのではなく、研いだ。何年振り? でも作業…

第34回「ツール・ド・おきなわ2022」

今日は沖縄北部で、自転車ロードレース「ツール・ド・おきなわ」が開かれるということで、大分前から交通規制のチラシが配られていた。 東京から戻ってきた7日が曇天、それから今朝までの1週間、ず~っと雨交じりの曇りだったので、今日は雨シャワー浴びなが…

楽しいね~ でも、これでいいの~?

9月27日に東村に来た南米研修生のおおよそのプログラムは、 9月:あちこちへの挨拶や、村内の施設めぐり 10月:日本語研修 11月:18日まで主として村内施設で本人が希望した内容の研修 21日から、再び日本語研修 12月4日:日本語能力試験受験 その後は:研…

18時間半と20万円掛けた「春雨情話」

私が所属している日本舞踊の会は、毎年秋に東京武蔵野市の「喜々踊々」という会で踊るのが最大のイベントとなっている。今年も2月には曲目が決まり、秋の舞台発表を目指して練習してきた。 ところがその後、沖縄東村での日本語指導の仕事(9月から)が入って…

そうだ、今日はハロウィンだったんだ!

今、那覇で「第7回世界のウチナーンチュ大会」というのが開かれており、きのうがその前夜祭のパレード、今日が開会式だった。「ウチナーンチュ」というのは、沖縄人と言うことで、これは世界各地に移住した沖縄人が5年に一度、沖縄に帰ってくるというイベン…

飲み物各自持参の歓迎会

研修生が来て1か月経った昨日・10月28日、2度目の歓迎会が行われた。 この南米移民子弟を研修に招待するプロジェクトを企画実施しているのは、東村役場の企画観光課である。先週、村民も交えた役場全体の歓迎会が、会議室で、飲みもの(水)だけで、シンプル…

初めて食べる「マコモダケ」

郵便局に用事があり、その帰り、道の駅「サンライズひがし」に寄った。 この辺りは東村の銀座と言おうか、霞が関・永田町と言おうか、役場、福祉会館、保育所、郵便局、駐在所、図書館などなど村の中枢を司る建物がある。といっても、これらは隣接しているの…

いったい、だれが悪いのか?

南米研修生に日本語を教え始めて3週間経った。 1週間経った時、研修生から「月・火の午後は授業なしにしてほしい」と要望が出た。 「えっ!」 耳を疑った。自由なことがしたいのだそうである。 今回、私が東村役場から仕事として頼まれていることは、研修生…

「ハナキン、なんですか?」

:せんせい、「ハナキン」なんですか? :えっ、誰が言ったの? どこで聞いた? 研修生たちが滞在する民宿のおばさんに聞いたらしいのです。 そう、昨日は「花金」でした。でも、ぐったりと疲れて、夕食食べたらすぐ寝てしまいました。今、研修生との間に何…

レストラン「森のふくろう」

研修生たちと、ちょっと離れたところにお昼ご飯を食べに行った。 こんな山の中に~~?と、いうほど山の中にある。 その名も「森のふくろう」 3年前に、夕食を食べに行こうとパンフレットで探し当てたところだが、その時は、街灯もない真っ暗な道をくねくね…

研修生の紹介ポスターを作る

日本語の語彙も少しずつ増えてきたので、先週、役場のみなさん、役場を訪れる村民の皆さんに研修生のパーソナリティを知ってもらおうと、 ポスター作りをした。 「どんなことを紹介したいか」……そんな難しい相談は無理。こちらで決めます。 「趣味」、これは…

東京の自宅に帰るのに8時間半!!😥

ここ沖縄東村に来てまだ2週間なのに、11月初めにどうしても東京に帰らなければならない用事があって、往復の航空券をGetすることになった。でも、その前に、今日はバス停を探して、時刻を調べる必要がある。 そんなこと、NETでできるでしょ! 確かにそうだけ…

ラリサ🥰「ここに毎日来たいです」

むらにはビーチがたくさんあるが、その自慢のひとつが、このウッパマビーチ。 「ウッパマ」とは沖縄語で「大きい浜」という意味だとのこと。 役場の研修生担当のMさんが、「村内めぐり」の日にここウッパマビーチに連れてきてくれた。ものすごく暑い日だった…

生活立ち上げ、まだ途中

沖縄東村に来て1週間たったのに、ちゃんと生活準備ができないうちに研修生たちが到着したので、私はまだ生活立ち上げの途中 このアパートは築2年と新しいので、部屋は新しくても、生活必需品の準備がすごくアンバランス。例えば、前書いたように、掃除道具、…

Bien Venidos !! 南米から ようこそ !!

9月27日、午後2時半、南米からの研修生4人が到着。 「Bien venidos !! ようこそ、沖縄へ !! つかれたでしょ……」 さっそく翌28日から、今回研修生たちがお世話になるあちこちへの挨拶、村内めぐりが始まった。私は通訳というほどのことはできない。しかし、…

腰をさすりさすり、東村生活が始まった

東京を発つ2日前の朝、「あれっ?わたし、腰痛なんかになったことないのに…??」 どうにも腰が痛い。いわゆるこれが、世間でいう腰痛だななんて、能天気に考えていたが、夕方になって「あっ、またぎっくり腰だ!」と思い至った。 で湿布と腰痛ベルトの固定…

沖縄東村の大自然を満喫しよう

コロナ禍で実現をあきらめていた沖縄東村での生活が、”ああ、うれし~”今年また、舞い込んできた。 ひょんなことから、2016年に南米から沖縄東村に来る研修生たちに、日本語を教える仕事を頼まれ、それが始まりで、次が2019年だった。 このプロジェクトは5年…

猛暑でも、セミは鳴き立て、子どもは遊ぶ

今年は猛暑日の多さが記録的だとか? 「暑い、暑い」と何かひとつしてはクーラーの前に横になり、ひとつしてはクーラー…と繰り返しているうちに、気が付いたら半月以上たってしまった。 思い切って外へ出てみれば、 猛暑でも、コロナでも、 世間の皆様はちゃ…

「暑中稽古」とは言わないが

私が習っている日本舞踊教室は、京都から家元が来て直接稽古してくださるものなので、毎月3日間続けて行われる。7月分は28、29、30日だった。3日間とも猛暑で、稽古場までの往復だけで、くたびれ果ててしまった。 稽古場はクーラーが効いてはいるが、やっぱ…

盛夏の実りを”ありがとう”

地域の高齢者会館で何種類かの体操教室がある。どの体操も参加できるのは1か月に1度で、1時間弱の簡単なものなので、参加してもあまり満足感が得られない。それで、もう、何か月も休んでいたのだが、久しぶりに「今日は行ってみるか~」と出かけた。 体操が…

1万9000人?、それがどうした!

きのう1万9000人、今日1万8900人、東京の新規コロナ感染者数である。今年2月初め、東京の感染者が2万人を突破した時には、どうなることかと思ったが、それでもう、この程度の数には麻痺してしまったのか。 今日、通院の帰り道、商店街を通ったら、人人人…

口ひげ生やしたら、もうオシマイ

友だちの中に、すごくおしゃれな人がいる。こういう人は、日ごろ考えていることからして違う。例えば、彼女は私を同類だと思うらしく、何かの集まりで隣に座ったりすると、こそっと言ったりした。 :ほら、まだ「春先」って言われるちょっと前に、先取りして…

農家民宿・穆の里 ー 静大学生寮から

「穆」=ボク めったにお目にかかれない難しい字である。辞書で調べてみると、「やわらぐ」とか「むつまじい」というような意味を持っているらしい。しかし、この意味のために「穆の里」と命名したとも思えない。 夫君・敦彦氏に聞いてみる。 ‍:「穆」って…