願わくば、みかんの花咲く里で

間もなく80歳。笑いながら、怒りながら、もしかしたらべそかきながら、自分を励まして生きていく記録

セレブさんの世界やな~

 「3人の80代美女の会」こと「三美会」で

😊:今月は、浅草の仲見世ぶらりってどう?

🤔:浅草なら、ちょうど着物の展示会の案内が来てるから、それを見に行きましょう。

😚:いいわね。あそこなら無料でお弁当も食べられるし。

 実はT子さんとY子さんは、Mという衣類の会社が出店しているところで着物類をよく買い、友の会にも入っているので、季節ごとに展示会の案内が届くのだそうだ。

 ということで、今日は雨だったが、着物を着て浅草の着物展示会場に出かけた。

 ここで11時からと午後3時からの2回、十二単の着付けショーがあるということで、それに間に合うようにと早めに会場に着いたが、開店直後に既にこの人出。

 私たちは、展示の着物はちらりと見て、先ずは十二単のショーコーナーに並ぶ。

 このショーは写真撮影はOKだが、動画はダメ、写真をNET上に出すのもダメということなので、ここに出せないが、初めて見た本物の十二単は素晴らしいものだった。下着から始まってどんどん重ね着させていくのだが、これ全部で約15kgの重さになると聞いて驚いた。

 

 さて、私は初めから着物を買う気など毛頭ないので、あまり気が乗らないのだが、それでも冷やかしに値段を見て驚く。

例えば、紫色のちょっと小ぶりな和服地のバッグがあった。いいなと思って値札を見たら、165,000円。😱えっ、間違いじゃないか、16,500円じゃないかと、目を凝らして0の数をよく見ても、間違いなく16万。

 着物地は本当に着てみたくなるようなものが多く、したがって値段もいい。

こんなに高い物ばかりなのに、それを注文したのか、予約伝票を書いている人がかなりいる。反対にあれこれといろいろ体にピン止めしてもらって、帯の候補もどれがいいかと合わせてもらって……、さて、どれにするのかなと見ていると、「ありがと」と全部脱ぎ捨て先に進んでいく豪傑オバはんもいる。

ほんまにここは、セレブさんの世界やな~😶‍🌫️💦

 

 今日はT子さんもY子さんも、何も買わなかった。

😣:疲れたわね~。帰りはタダのバスに乗っていきましょうか。

残念ながら、私はシルバーパスを持っていないが、

😊:そうだね、タダのバスで帰りましょ。

 

 わたしの友だちはみんな、東京都の1年1,000円のシルバーパスを使うことを「タダでバスに乗る」と言う。

 すごく高い着物をしょっちゅう買うこの2人が、お昼のタダ弁当や帰りのタダバスにこだわる。そして、バス終点の錦糸町1,600円のケーキセット食べる

女の頭の構造は不思議である。