毎年冬になると、八百屋・くだもの屋で八朔を探す。ほとんど決まってお正月明けの4日か5日あたりに店頭に出てくるのであるが、ごくたまに12月末に見かけることもある。
今年も暮れからずっと何軒かの八百屋やスーパーで探していたが、見つけることができなかった。それが、おととい、西武線野方駅の近くのくだもの屋で
❝見つけた~っ、八朔!❞
1月16日のことである。今年は記録的に八朔のお目見えが遅かった。それでも、ちゃんといいのが出てきてくれてよかった。店主のこだわりか、珍しいほど大ぶりで色つやのいい八朔だった🥰😍
実は、私は柑橘類が苦手で、❝三ケ日❞というみかんの名産地に育ちながら、みかんは年に3、4個も食べればいい方である。甘夏、グレープフルーツ、ネーブル、ポンカン……ほとんど口にしない。ところがどういうわけか八朔だけは別。これだけが大好きなのである。
先週、指圧マッサージを受けながら、うっかり「八朔が好きでねぇ、ずっと探しているんですが……」と話してしまった。八朔しか食べないなどというのは、いかにも偏屈な人間だと取られそうで、ほかの柑橘類は好きではないことは言わなかった。
ところが、この先生(女性で全盲)「私は八朔以外は全部嫌いでね😥」と言うではないか😵💫! 世の中には私みたいな偏った人もいるもんだと驚いた。
さて、八朔を買ってくると、皮をむいて食べることも食べるが、これでママレードを作る。これが本当においしい! 家族は「なに?この苦いの!」と、食べないので、作ったものは一人でゆっくりと全部食べられる。😋😋 市販のママレードと違ってほんのりと苦味があるところがいいのに……
この16日は用事があって出かけた帰りだったので、自転車のかごは荷物がどっさりで、4個入りを2袋しか買って来られなかった。
さて、昨日ママレード作りをしたのだが、この大ぶりな八朔8個のでできたママレードはたったのこれだけ。
近日中にもう8個買ってきて追加のママレード作りに励まなくちゃなるまい。
何しろ自家製の苦みのあるママレードは、食べても食べても飽きない。梅雨入りのころまで毎朝パンに塗って食べるのだから。