願わくば、みかんの花咲く里で

間もなく80歳。笑いながら、怒りながら、もしかしたらべそかきながら、自分を励まして生きていく記録

ちょっと苦い八朔ママレード

 私の年中行事の一つ、それは「八朔のママレード」を作ること。

 私はみかんの名産地三ケ日に育ちながら、みかんは嫌いではないが、好きではなく、ほかの柑橘類も同様、嫌いではないが好きではない。したがって、柑橘類は、1年にせいぜい3つか4つしか食べない。

 その私が唯一好んで食べるのが八朔である。どうしてと言われても困るが、敢えて言えば、酸っぱさ具合と歯触りのさくさく感がちょうどいい、というところだろうか。

 

 1月になると、八百屋、スーパーの店頭に八朔が姿を現す。どういうわけか、12月に見かけることはほとんどない。

 そうしたらもう、その日のうちに買って「八朔ママレード」を作る。 

 毎年作るのは8個と決まっている。鍋の大きさと私の作業忍耐力の限界が8個なのである。今日、半日をかけて作ったのが、上の写真の4瓶。

 うまい具合に、家族は私の自家製ママレードが嫌いなので、心置きなく私一人で全部食べられる。これだけで3月の半ばまで楽しめる。

 家族は私の手製を「苦くて嫌だ」という。私はこのほろ苦さが市販のママレードにはないおいしさだと思っている。市販のママレードは、私には柔らか過ぎ、甘すぎる。

 

 私の自家製は、この(私に)ちょうどいい苦さを出すために、

★八朔を8個使うが、皮はそのうちの4個分使う。

 欲張って皮も8個分全部使うと、苦すぎるのではないか?(勝手な推測)

★初めに細切りした皮をゆでて、茹で水を変えるが、それは4回とする。

 もっと回数茹で水を取り替えれば、苦味は少なくなるかもしれないが?(推測)

 

 いちごジャムもブルーベリージャムも苦手😒で、市販のママレードもちょっと好きではなく🤔、自家製のこの苦みのあるママレードだけが大好き。😍

 我ながら偏屈な性格である。