願わくば、みかんの花咲く里で

間もなく80歳。笑いながら、怒りながら、もしかしたらべそかきながら、自分を励まして生きていく記録

忙中閑つくり、奈良井宿・馬籠宿へ

 2020年の春ごろから日本でも新型コロナ感染者がどんどん増えて、不要な外出は避けた方がいい、旅行も差し控えようとなって、それから3年、私はこれを境に旅行などほとんどしなくなっていた。

 実はここ数年出不精になっており、それをコロナ感染という格好の口実を見つけて出かけなかったように思う。

 これではいかん!😨💦それで、今年は

毎月小旅行をすること、日帰りでもいいから居住地・中野から離れること

という目標を立てた。

 そういうわけで、連休明け、前からこの目で見たいと思っていた中山道の宿場を訪ねることになった。

 ちょっとしたアクシデントがあって、奈良井宿に着いたのは夕方になっていた。第一印象。その時ちょうど誰も道を歩いていなくて、木造家屋の板がこんな色だから、死人の町のように見えて、ぎょっとした。

 でもすぐに、カラフルなものがなくて、電気もなかった江戸時代は、ほんとにこうだったんだろうなと実感した。

 「いかりや町田」という民宿に泊まったのだが、この民宿のみならず、この町は外観と入ったすぐのところは昔のままだが、その奥はウナギの寝床のように奥深くなっていて、なかなか近代的で快適に過ごせるようになっている。

 そして、下の左が夕食、右が朝食。

 ウイークデイとあって、泊り客は私たちと、もう1組、ワシントンDCから来たというアメリカ人老夫婦だけだった、

 翌日、訪ねたのが馬籠宿。ここはかなりな坂道になっているが、そのカーブのし具合などなかなか風情があり、店もたくさんあって、奈良井宿とは違った楽しみ方ができた。

 奈良井宿も馬籠宿も、もう一度来てみたいなと思っている。