願わくば、みかんの花咲く里で

間もなく80歳。笑いながら、怒りながら、もしかしたらべそかきながら、自分を励まして生きていく記録

よかった~?期待外れだった~? 四万温泉

 3年も前から「四万温泉へ行こう!、四万温泉まだ~?、四万温泉……」と言ってきた。

 それは実に単純な発想で、3年半前=多分2019年秋、新聞の折り込み広告か何かで、紅葉真っ盛りの四万温泉への誘いを見た。東京駅の八重洲口のあたりからバスに乗っていくツアーだったように思う。

🤔:そうか~! 四万温泉ってそんなにいいところか~!

 

 単純な私の頭には四万温泉=夢のようにいいところ」という構図が出来上がり、早速2人の友だちを誘った。友だちは2人とも賛成してくれたのだが、H子さんの方が12月から1か月間フランスに住む娘さんのところに行くということで、「じゃあ、帰ってから」ということになった。

 ところが、ところが、彼女が帰って半月ばかりして、「さて!」となったらコロナ襲来である。それから長~い3年、やっと、今年はそろそろよかろうとなったら、そのフランスH子さんが膝の手術で入院、さらに圧迫骨折。このところ、やっと100mくらい歩けるようになったという。(90歳だから、しょうがない)

 

 とてもとても「夢のようにいいところ」をこれ以上を前倒しにすることはできない😥

で、先週末、別の友だちを誘って、四万温泉へ行くことにした。

 これが、「元禄4年築の本館を持つ風格ある老舗の宿」という「積善館」本館。

 友だちが予約してくれた本館の部屋は、昔からの庶民が泊まる日本旅館の間取りで、8畳間の先に半間の板の間。そこの窓を開ければ欄干にもたれながら、山々の景色を見渡せるというもの。

これが私が泊まりたかった温泉宿なのだ~!いうことなし。100点満点。

 

 ところが…、である。どうもこういうのじゃ今の客にはウケないらしく、本館から登ったところに「山荘」という少し高級なエリアがあり、さらに上に松亭」というもっと高級なエリアがあるのだった。

 本館の受付玄関からふと見ると、(本館の部屋と)反対の方向に、こんな怪しげな薄暗いトンネルがあった。「ここ、何だろ?」いたずら半分にこの湿っぽいトンネルをくぐっていくと、そこにエレベーターがあり、登ってみたらそこは本館にはない絨毯敷の「山荘」エリアだった。

 にゃ~~~るほど~! 元禄湯宿を引き継ぐ本館と贅沢滞在を楽しむ「山荘・佳松亭」の間にはこんなタイムカプセルがあったのか~~~~!  

こっちが泊まる本館は下界で、トンネルをくぐってタイムスリップすれば、天国エリアか~~~!なっとく🥰💓

 

 いやいや、温泉宿は昔からの庶民宿がいい、こういうとこがいい🥰💓!

こういうところに泊まりたかったんだし、湯=風呂もよかったし、「四万温泉=夢のようにいいところ」でしたよ~😓

 物足りなかったのは、温泉街。

ちょっとレトロな温泉街を散歩して、おまんじゅう食べたり、土産品屋を冷やかしたりしたかった。でも、なんとこの街のさびれていること😨💦 そういう街など、なかった。

 で、帰りは昔大騒ぎした八ッ場ダムを見て、軽井沢に回ってソーセージ料理を食べて帰りました。

 うん、うん、やっぱりいい旅だった。にこにこ🥰💓😋