願わくば、みかんの花咲く里で

間もなく80歳。笑いながら、怒りながら、もしかしたらべそかきながら、自分を励まして生きていく記録

農家民宿・穆の里 ー 12年ぶりの邂逅

 東京は6月25日から1週間以上猛暑日が続いている。その猛暑の中、友だちの経営する農家民宿「穆の里」を訪れた。 *ボクのサト

 経営者の片翼・春藤かづ子さんとは2007年、ウルグアイモンテビデオ親しくさせてもらった。2人ともJICAのシニア・ボランティアとしての滞在だったが、彼女の方が1期先輩だったし、また彼女は理学療法士、私は日本語指導ということで、接点がなかった。知り合うまでにはちょっとした月日が必要で、1年近く近所に住んでいたのに、毎週のように食事を共にするようになったのは、彼女の最後の半年間だけだった。

 

 2007年11月、かづ子さん帰国。1年遅れて2008年10月、私の帰国。

 その後、風の便りに彼女が夫君と民宿を始めるらしいと聞いて、どんなふうに始めるのか見に行ってみようと、元モンテビデオ仲間のWさん、Tさんと訪れたのが2010年11月だった。

 そして、あれから12年である。

 民宿はどんな感じに出来上がったのか? 農家民宿ってことだけど、どんな農業体験ができるのか? 経営の楽しさも聞きたい……ということで、今回 Tさんと再訪問ということになった。

 さて、Tさんの車に便乗させてもらったのだが、「東京記録的な猛暑」と言われている日である。途中、養老渓谷の遊歩道などを歩いたが、着いたらもう「くたくた、ふうふう」で何もしたくない。農業体験などとんでもない、ノーサンキューである。

写真左は廃校保田小が道の駅に変身したところ。帰路に寄った。

右は上下2段になった不思議な不思議な隧道。往路で寄った。

 

結局、農業もほかの体験も何もせず、もっぱらウルグアイ時代のあの人、この人、あの事件、この体験………の おしゃべり会になった。