願わくば、みかんの花咲く里で

間もなく80歳。笑いながら、怒りながら、もしかしたらべそかきながら、自分を励まして生きていく記録

¡ Qué tanto tiempo ! (ひさしぶり~!)😚

 アルゼンチンから日系の友だち晴美さんが遊びに来た。今回、私が彼女と会ったのは1月27日、2月3日、そして今日(2月11日)と3回目である。彼女はクリスマス前に来て、2カ月実家(杉並なので私と近い)に滞在することになっているから、まもなくアルゼンチンに帰らなくてはならない。

 

 今日は2人のなつかしい友・和子さん横浜市)を訪ねようということになった。

¡ Qué tanto tiempo !  ¿Has tenido un buen día? (久しぶり~、元気だった~?)

写真は左から私、和子さん、晴美さん。

 私たち3人の関係は、和子さん、晴美さんはブエノスアイレス近郊の日系移民。ただ、和子さんは50年の移民生活の後、5年前に日本に戻ってきて、今横浜に住んでいる。

 そして私は23年前、JICAのシニアボランティアとしてアルゼンチンに日本舞踊指導に行き、彼女たちのグループも教えたという関係である。

 JICAの派遣だけだったら2年で終わるから、向こうの方々と友達までにはなれなかったと思うが、私はアルゼンチンという国や日系移住の社会に惹かれてその後、2017年までほとんど毎年くらい訪れていた。そんな関係で本当にたくさんの友だちができ、彼女たちはその中の2人である。

 ここ数年の自分の生活報告、共通の知人・友だちがどうなった、日本舞踊はどこのグループがどうなったという話、あの時ああだったね、こうだったね………話は尽きない。

 

😋:ビウダ(viudaやもめ)になると気楽な反面難しいわね。

 私、もう20年、フォルクローレやってるんだけどね、フォルクローレって組んだ男性と見つめ合いながら踊らなくちゃならないでしょ。それでテアトロで発表会すると、私と組んだじいちゃんのセニョーラが見に来て、セロソ(celoso嫉妬)がすごいよ。………

 80にもなって、もうNo quiero un hombreよ!(男なんて要らないわよ)

ましてやよその爺ちゃんなんて。

😚:じゃあさ、Tengo ochenta años, eh !(私80歳ですよ!)って言ってやれば!

まあ、こんな感じで、私たちの会話は変なスペイン語が混ざってくる。その方が言いたいことがしっくりくるからである。

 

 私が2002年にシニアボランティアとして立ち上げたアルゼンチン日本舞踊発表会は、その後2人のシニア、さらにその後は日系人だけで続け、今年6月30日に20周年大会となるそうだ。それで、できれば3人の先生を招待したい、でも、アルゼンチンはハイパーインフレでお金がなくて、お金は一銭も出せないので……という話になっているという。

 私はすごく、すご~く行きたい。🥰続けられている日本舞踊を見たい。あの人にもこの人にも会いたい。でも、あの飛行機の座席に長~~~~い時間縛り付けられて……と考えると、気持ちがひるんでしまって、😥どうしてもYESと言えないでいる。

夕べ湯たんぽ、今朝雪かき

 年とともに寒がりになってきた私は、毎年、年を越したころから寒い夜は手製の「小豆カイロ」を使っている。3年ほど前、いくつか作って友だちにも上げ、自分でも2個使っている。布団に入る時、1つを首に巻き、もう1つをお腹に乗せると、そのカイロの熱が冷めるころまでにはぐっすりと眠りにつくことができる。

 さてさて繰り返しになるけど、寒がりバアちゃんになった私は、1月も半ばになると、小豆カイロだけでは「何となく暖かさが足りないな~」という感じになってくる。

 そこで昔ながらの❝湯たんぽ❞が登場する。

🤔:今夜あたりは❝湯たんぽ❞がいいかな。 

 今年は昨日までずっと「小豆カイロ」だったのだが、夕べは湯たんぽにした。やっぱりこっちの方が断然温かい。

 子どものころ、母が家族全員の湯たんぽを用意してくれて、次の朝は、そのお湯を使って顔を洗えるのがとてもうれしかった。それで、今は洗面所でお湯など簡単に出せるわけであるが、湯たんぽを使った翌日は、このお湯を洗面台に入れて顔を洗うことにしている。

 さて、今朝は❝湯たんぽ❞のほかに、もうひとつ楽しみがあった。昨日午後から降り始めた雪がどのくらい積もったかということ。その写真を撮ること。

 

 昨日午後、2クラスのリモート日本語会話の授業があったのだが、どちらのクラスの時もパソコンをベランダに持って行って、学生たちに雪が降っている景色を見せた。雪など見たことのないミャンマー人学生たちは大喜び。

 それで、今日のクラス(昨日の2クラスとは違う)の学生のためには、雪景色をカメラに収めてこようと思っていた。その写真撮りが楽しみだった。

 近所の公園と路地を一回りして写真を撮った後は、うちの前の雪かき。腰が痛くなりました😵‍💫💦

あ~ぁ、今年も輝けなかった😢

 80歳になったって、生きている以上年に2、3回くらいは輝きたい。

 輝けた日には、輝けた内容を日記帳に緑色のペンで記そう。1年に3回は緑ペンの記録ができますように🙏🙄

 

「輝くってどういうことか」と聞かれたら、具体的に言うのは難しい。強いて言えば、誰かにとても喜ばれるような / あるいはうらやましがられるようなことができた時、

自分が自分のことを10歳くらい若く感じられるようなことができた時、

日ごろ目標にしていたプレイなどができた時………

う~ん、難しい。これという内容や基準があるわけではなく、自分の感じ・感覚の問題だから。

踊りの舞台は最も「自分を輝かせたい」一つである。

 

 先日、1月21日(日)、恒例の「舞い初め会」があった。

「扇開きの儀」という儀式のあと、それぞれが舞台に立ち、去年習った踊りを踊る。これが終わると、来月からまた新しい課題曲に取り組むということになっている。今年の私の課題曲は「博多追分」だった。

 そういうわけで、この踊りは去年2月から習い始めたのだったが、まず10月に杉並の「民謡舞踊大会」で踊った。その時は❝小手調べ❞なので、まあまあ。

 そして、本番が11月の「喜々踊々」という発表会。ここでは本鬘・本衣装なので鬘の重さやら衣装の重さで、体がぎくしゃくしてダメだった。😢😢💦

 この日のために…と、10カ月頑張ってきたのに、だめだった。動きがぎくしゃくしていた。

 それで「今度こそ…‼」と思って練習を再開し、この舞い初め会に臨んだ。でも、だめだった。自分がこう踊りたいとイメージした動きになっていない。

 

「あ~ぁ、舞い初めは今年も輝けなかったなぁ」

 がっくりして日記帳を開いたら、何と、去年の欄にも同じことが書いてある😩😶‍🌫️

 舞い初め会は今年と去年は1日違い(今年1/21、去年1/22)。「3年間日記」なので、上段の1ページ後に去年の記録がある。

 

頑張って頑張ったつもりが、結局進歩がなかったということか~。💦😥

「来年は絶対緑ペンで…」今はそう思っている。

八朔、見~付けた!

 毎年冬になると、八百屋・くだもの屋で八朔を探す。ほとんど決まってお正月明けの4日か5日あたりに店頭に出てくるのであるが、ごくたまに12月末に見かけることもある。

 今年も暮れからずっと何軒かの八百屋やスーパーで探していたが、見つけることができなかった。それが、おととい、西武線野方駅の近くのくだもの屋で

❝見つけた~っ、八朔!❞

 1月16日のことである。今年は記録的に八朔のお目見えが遅かった。それでも、ちゃんといいのが出てきてくれてよかった。店主のこだわりか、珍しいほど大ぶりで色つやのいい八朔だった🥰😍

 

 実は、私は柑橘類が苦手で、❝三ケ日❞というみかんの名産地に育ちながら、みかんは年に3、4個も食べればいい方である。甘夏、グレープフルーツ、ネーブル、ポンカン……ほとんど口にしない。ところがどういうわけか八朔だけは別。これだけが大好きなのである。

 先週、指圧マッサージを受けながら、うっかり「八朔が好きでねぇ、ずっと探しているんですが……」と話してしまった。八朔しか食べないなどというのは、いかにも偏屈な人間だと取られそうで、ほかの柑橘類は好きではないことは言わなかった。

 ところが、この先生(女性で全盲「私は八朔以外は全部嫌いでね😥」と言うではないか😵‍💫! 世の中には私みたいな偏った人もいるもんだと驚いた。

 

 さて、八朔を買ってくると、皮をむいて食べることも食べるが、これでママレードを作る。これが本当においしい! 家族は「なに?この苦いの!」と、食べないので、作ったものは一人でゆっくりと全部食べられる。😋😋 市販のママレードと違ってほんのりと苦味があるところがいいのに……

 

 この16日は用事があって出かけた帰りだったので、自転車のかごは荷物がどっさりで、4個入りを2袋しか買って来られなかった。

 さて、昨日ママレード作りをしたのだが、この大ぶりな八朔8個のでできたママレードはたったのこれだけ。

近日中にもう8個買ってきて追加のママレード作りに励まなくちゃなるまい。

 何しろ自家製の苦みのあるママレードは、食べても食べても飽きない。梅雨入りのころまで毎朝パンに塗って食べるのだから。

 

北風に負けちゃいました😢

😚:おめでとうございます。ランチで新年会しませんか😋

🥰:いいですね~。場所、お任せしますから、どこか探してください。

 ということで、今日は桜木町・みなとみらいの「横浜インターコンチネンタルホテル1F・ブッフェダイニング・オーシャンテラス」という覚えきれないほど長い名前のダイニングでランチをすることになった。

 このホテルは「帆船日本丸」のすぐ近くなので「白い帆」をイメージした外観になっていて、この1Fで海を見ながら食事ができるというレストランである。

 さて、そのランチは?といえば、ランチとしてはありきたりで、可もなし不可もなしというところだろうか。それで6,800円はちょっと高すぎる。(と、私は思う)

 11:30開店で、私たちは11:30ジャストに入ったのだが、その後5分もしないうちに、❝ノウキョウさん❞みたいな1連隊(失礼)が長い列を作ってぞろぞろっと入ってきたから、まあ、価値があるランチなのかもしれない。高すぎるわけではないのかもしれない。

 で、ここはブッフェなので、90分という時間制限😠があり、まもなく外へ出なければならない。

  それで、近くにある「海上保安資料館」というところへ撃沈された北朝鮮工作船を見に行ったが、これとて長時間を要する展示物があるわけではない。

 

 みなとみらいのこの辺りはいい所だが、とにかく今日は寒い。北風が強い。日向ぼっこでもしたいのだが、どこもかしこもキチガイみたいな冷たくて強い北風が吹いていて、ゆっくりする気分になれなくて、早々と「じゃあ、これで…😣😥」ということになった。

 本当に「冬~!、お正月~!」っていう感じの1日だった。

今日は、北風に負けちゃいました😩

 

 

眼を閉じた写真はボツ?

 3年前、「❝断捨離❞で、年賀状もこれが最後です。もうやめますので……」
と宣言したはずなのに、その後も律義に年賀状をくれる人がいる。そうなると、私の方も知らん顔できなくて、返信せざるを得ない。ということで今年も10数枚書くのだが…

 

 先週末、踊りグループの練習会があって、そこで、年賀状候補の写真を2枚見せた。

😊:年賀状に写真使いたいんだけど、どっちがいい?😊

 

 左は昨年6月、近所の氷川神社での奉納舞踊。その前年、長い病棟生活の末亡くなった友人に捧げるつもりで踊った。「春雨情話」というのだが、彼は前年の早春に亡くなったので、神になった彼(神道では死後は神になる)に捧げるという気持ちだった。だからと言って目を閉じたわけではないが、写真ではたまたま目を閉じて写っている。私の思いが表情に出ていて、いい写真だと思っていた。

 右は去年の秋、杉並セシオンという会場で踊った「博多追分」これは動画からとったのでピンボケだが、動きがあるので、自分としては気に入った写真だった。

 というわけで、この2枚を選んだのだが、

そこに居合わせた4人の仲間からは総スカンク。

「写真はもう目を閉じていたらボツ!」

「ピンボケも、う~~~ん、よくないね~」

というのが、4人の一致した意見。

 

 そうなのか~🤔 確かに集合写真を何枚か取った時、目をつぶった人がいると、それを除いたものを選ぶけれど、個人写真は別だと思っていた。

 でも、4人が4人そういうのなら、私からこの年賀状をもらった人も、そう思うのだろう。で、仕方なく、目を開けてにこやかにこっちを見ている写真で年賀状を作った。

ああ、何と平凡でつまらない年賀状!

 

日本人って、こんなに不親切だったのか!

 先週12月6日(水)午後5時ころ、茅場町から中野行の地下鉄東西線に乗った。足の悪い友だちといっしょで、彼女が幸い空席を見つけて座れたので、私は彼女の前の吊革につかまって、彼女に覆いかぶさるようにして2人で話していた。

 大勢の乗り降りがあって、白杖を持った若い女性が乗り込んできたのは、次の日本橋駅だったか、その次の大手町だったか?

「あ、目が不自由な人が乗ってきたな。どこかに座れるといいけど……」

そう思って見渡したが、空席はない。

 私も友達も、誰かがこの人のために席を譲ってくれたらいいな~と、時々ちらりちらりと彼女の方を見るのだが、だれも知らん顔。

 友だちは心配顔しているが、彼女は90歳だし、今年人工膝関節を入れたばかりなので、席を譲れる状態ではない。😥

 

 中野までの幾駅かで大勢の人が乗り降りしたが、誰も「ここ、空きましたよ」とこの女性に声を掛ける人も、席を譲る人もいなかった。とうとう終点中野まで彼女は立ったままだった。

 日本人はもっと親切な国民だと思っていたが、あ~~、何ということか!😠😵‍💫

 

 それで思い出すのが、南米人

 アルゼンチン、ウルグアイにそれぞれ2年ずつ住んだが、この国の人たちはすごい。体の不自由な人、高齢者、妊婦が乗り物の入り口のところに来た途端、誰かが席を譲るべく立ち上がる。私がぼ~っと外を見ていると、隣の人が立ち上がるので、「あれっ」とバスや地下鉄のドアの方を見ると、そういう人がいる。気が付かなかった私は恥ずかしくなってしまう。

南米人は、常に入り口を見張っているみたいである。

 

 も~う、泥棒だらけ、ずるい人だらけ、利潤には自己中のアルゼンチン、ウルグアイで、弱者に対するこの親切さ! 

 彼らの頭の中は、価値観は、一体どうなっているのか🤔😏